① 賭けたい金額の大きさを決めて、プレイヤーもしくはバンカーに賭けていきます。また、引き分けの賭け方も可能で、これをタイ(tie)といいます。
② 次に2枚のカードが両者のテーブル枠それぞれに配られ、オープン状態で置かれます。このとき、カードの組み合わせによっては3枚目を与えられる可能性もあります。
③ 合計の数が明確になり、勝敗が決まります。賭けたものに的中すれば、配当を得られます。
バカラでプレイヤーもしくはバンカーに賭けた場合の通常配当は、本来なら1:1ですが、バンカーに的中した場合の配当は、1:0.95となります(1ドルを賭けた場合、賞金が0.95ドルの計1.95ドル還元)
実はバカラというゲームは、バンカーにほんの少しだけ勝ちやすくなるように調整しており、その分を手数料として5%を差し引いております。つまり、バンカーに賭けて配当を得られやすくなりますが、その分の5%がカジノ側へのハウスエッジを意味しています。
タイ(tie)は、1ケタ目の数が両者ともに同じだった場合を示しており、発生する確率も極めて低いことから、タイに賭けて当たれば高い配当がもらえます。プレイヤーもしくはバンカーに賭けてタイだった場合でも、賭け金だけ還元されて、差し引きゼロとなります。
2枚のカードが与えられた後、3枚目が追加で与えられる場合があります。これには、ちゃんとした順序と法則があります。
順番として、まずプレイヤー側の3枚目の有無が決まって、次にバンカー側の3枚目の有無が決まります。3枚目の追加の有無は以下のように決まります。
① プレイヤーの2枚カードの合計の数に応じて、3枚目の追加の有無が決まる(プレイヤー側)
② プレイヤー側の最終の合計の数とバンカーの2枚の合計の数に応じて、3枚目の追加の有無が決まる(バンカー側)
▼プレイヤー側の3枚目の有無について
プレイヤーの2枚のカード |
3枚目のカードの有無 |
0~5 |
引く |
6~9 |
引かない |
プレイヤー側は、単純に最初の2枚の合計の数が0~5の場合は、3枚目のカードを引き、6~9の場合は、その数でそのまま勝負を賭けます。
▼バンカー側の3枚目の有無について
バンカーの
カード |
プレイヤー側の3枚目のカード |
なし |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
1 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
2 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
3 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
4 |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
5 |
○ |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
6 |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
× |
× |
7 |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
8 |
ナチュラル
(お互い2枚のカードで勝負) |
9 |
○:3枚目を引く |
×:3枚目を引かない |
▼最強クラス「ナチュラル」について
プレイヤーもバンカーもお互いに2枚のカードで勝負に挑むのは、結局のところ、6~9の場合を示しています。
しかし、例外として、プレイヤーかバンカーの少なくともどちらかが2枚のカードの合計が"8"または"9"になった時点で、そのゲームはお互い2枚のカードで勝負を賭けることになり、数の大きい方が勝ちとなります。
2枚のカードで"8"または"9"で、さらに相手側にも強制的に2枚のカードで挑ませる点で有利な最強カードとして挙げられ、これを『ナチュラル』と呼ばれています。