ブラックジャックは、トランプカードを使ったゲームで、カジノ業界では定番中の定番といえるべき有名なゲームです。
プレイヤーとディーラーで与えられたカードで数を競います。具体的には21以下の範囲で数を競い、手元のカードの合計が21に近い方が勝ちとなります。
カードの合計の21が最強ですが、特に最上に優るものとして『ブラックジャック』というものがあり、必勝となります。これは、2枚のカードで「エース」と「絵札または10のカード」の場合のみ起きる組み合わせです。
ブラックジャックは、「プレイヤー 対 ディーラー」で純粋に勝負を楽しむゲームです。対戦形式は、「1 対 1」やプレイヤーが複数いて「複数 対 1」の場合もあります。
いずれもルールに相違なく、ディーラーに勝つと配当も同じ額で得られます。
ブラックジャックはとにかく、最初に両側共にカードがランダムに2枚与えられる所からスタートし、手持ちのカードの数字の合計で21に近い方が勝ちとなります(手持ちのカード2枚以上で)
▼カードの数え方
以下のように、カードの数字の捉え方は3種類に分類されます。
  
    
    
      | A(エース) | 絵札と10 | その他のカード(2~9) | 
    
      |  |  |  | 
    
    
      | 1または11 | 10 | そのままの数字 | 
ランダムに配られた2枚のカードの組み合わせが「エース」と「絵札または10のカード」なら、ブラックジャックが成立し、この時点で勝ちとなります。
それ以外の通常では、最初の2枚のカードから合計の数字の状況に応じて、戦略的にカード追加できます。カードを追加させる作業をヒット(HIT)といいます。
但し、数字の合計が21を超えてしまうと、バースト(BURST)といって必然的に負けとなります(賭け金も没収される)
ディーラー側は、カードの合計の数字が17以上で競うことが鉄則上掲げています。17以上になるまで必然的にカードが追加されます。
▼A(エース)のカードについて
・ランダムに配られた2枚に含まれている場合、戦略的に"1"としても"11"としても自由に扱えます(ソフトハンド)
 
・3枚目以降でエースが追加されて、21を超えそうな場合は必然的に"1"として扱います(ハードハンド)
 
・但し、例外的に最初のランダムの2枚のカードがA(エース)と「絵札と10」の組み合わせなら、一番最強のブラックジャックとなります。
 
▼配当について
  ・通常、勝負に勝つと、1:1として配当が得られます(1ドル投資だと2ドル還元)
  ・例外的にブラックジャックで勝利した場合、2:3という大きな配当を得られます(1ドル投資だと2.5ドル還元)
 
オンラインカジノでプレイする際のブラックジャックのゲーム進行は、以下のようになります。
▼ゲームの流れ
  ① ベットしたい金額を設定します。
  ② プレイヤーとディーラーそれぞれにカードが2枚ずつ与えられます。
    プレイヤー側のカードは全てオープン。ディーラー側は一枚だけ裏に伏せた状態となります。
  ③ プレイヤーが自分の手持ちカードを確認し、カードの追加の有無を決めます。一枚カードを追加したい場合はヒット(Hit)を選択し、現在の手持ちのカードで競う場合はスタンド(Stand)を選択します。
  ※ヒット作業は何度もできますが、21を超えてバーストしてしまうとその時点で負けとなります。
  ④ プレイヤーの合計の数が決定したら、ディーラーの裏に伏せたカードが公開されます。その後、手持ちが合計の数が17以上になるまでヒット作業を繰り返します。
  ⑤ プレイヤーとディーラーの合計の数を互いに競います。21に近い数字が勝ちとなります。
 
▼勝敗の考察
ディーラーに勝つためには、④の内容より、少なくとも合計の数が18~21で競う必要があります。したがって、合計の数を純粋に競い合うことになるのは、互いに17~21の場合になります。
本来なら、ディーラーが17以上で勝負に出る以上、プレイヤー側も17以上になるまでヒット作業して調整する必要があります。
但し、ここで知っておきたいのがディーラーもバーストして失敗するパターンがあるということです。
③の作業でバーストを省いて、プレイヤー側がどんな合計の数(仮に16以下)でもディーラーがバーストした時点でプレイヤー側の勝ちとなります(配当も1:1)
ブラックジャックは、単に数を競うゲームではなく、相手をいかにバーストさせるか戦略的にも活かせるゲームだといえるのです。
[この内容も参照] ⇒ ブラックジャックの基本戦略 ベーシックストラテジー
▼その他
カード合計の数が、互いに同じ場合、引き分けとなり、賭け金は返還されます。これをプッシュ(PUSH)といいます。
プッシュになるパターンは、もう一つ存在しており、実はプレイヤーもバンカーもお互いにブラックジャックだった場合も、賭け金のみ返還となります。
ブラックジャックには、ヒットやスタンドの他にもアレンジして使える機能が含まれています。
カジノによっては区々ですが、オンラインカジノならほとんどが活用できて非常に便利です。
  ◆スプリット(SPLIT)
  最初の2枚のカードが両方とも同じ数のカードだった場合、それぞれをテーブル分けで独立させていく機能。その際、トータルの賭け金が通常の倍になります(賭け金が2ドルなら、倍の4ドルとなり、一つのテーブルにつき2ドルをベットする形となる)
    各テーブル共に勝てば、通常の配当のさらに倍を獲得できます。
  ◆ダブルダウン(DOUBLE DOWN)
  最初の2枚のカードより次をヒットしたら「必ず勝てる!」と確信したときに活用できる機能です。但し、ダブルダウンを使用すればヒット作業は一回のみです。賭け金も倍に追加され、見事勝てば、通常の配当のさらに倍を獲得できます。
  ◆サレンダー(SURRENDER)
  勝負を放棄させたいときに活用できる機能です。サレンダーを利用した時点でその勝負は終了し、賭け金も半額だけ還元となります。ディーラーのカードが優位に立っている場合やプレイヤーのカードが不利な状況で勝てる要素が無い場合などに便利な機能です。
  ◆インシュランス(INSURANCE)
  ディーラーの最初の2枚のカードのうち、公開されているカードがA(エース)だった場合に使える機能です。いわば、相手のカードがブラックジャックだと確信して賭ける機能であり、見事的中すればこの時点で勝負が終了して、トータル賭け金が戻されます。
  インシュランスは、”保険”を指しており、当初の賭け金の半額を別途ベットします。正確に言えば、「投資した保険金」と「保険金の倍額」が還元される形として差し引きがゼロとなります。
  ディーラーがブラックジャックでなかった場合、投資した保険金は没収され、通常の勝負が続行となります。